脳科学者の中野信子氏「人間の脳には真偽を判断する領域は存在しない」
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中野信子氏が斎藤知事圧勝に衝撃的な脳科学的視点を示す
脳科学者の中野信子氏が、2023年6月23日に読売テレビ「あさパラS」に出演し、
兵庫県知事選での斎藤元彦前知事の圧勝に関して興味深いコメントを発表しました。
斎藤氏の勝因について、中野氏は「テレビがオーソリティーになった」と語り、
その戦術がどのように機能したかを脳科学的な視点から解説しました。
斎藤知事の戦術と日本人の感情
中野氏によると、斎藤氏はテレビメディアを巧みに活用し、庶民との共感を得る事に
成功したといいます。SNSを使って、斎藤氏は「俺たちの斎藤」というイメージを作り上げ、支持者の感情を動かしました。
これにより、まるで『忠臣蔵』のような構造が生まれ、斎藤氏が「損をしている立場」として描かれることで、多くの支持を集めることができたのです。
MCのハイヒール・リンゴが「日本人は判官びいきと言われる」と指摘すると、
中野氏は「遺伝子プールを見ても、日本人は世界でもっともその感情が強い」と説明
実際に、小泉純一郎元首相が「既得権益層をぶっ壊す」と掲げて勝利した構造も、
斎藤氏の戦術と非常に似ていると指摘しました。
脳科学的視点から見る「真偽の判断」 さらに、中野氏は斎藤知事の勝因を脳科学的な観点から分析。
モニターに「人間の脳には真偽を判断する領域は存在しない」というメッセージが掲示された瞬間、スタジオ内が驚きに包まれました。
リンゴが「真偽を判断する領域は存在しないんですか?」と尋ねると、中野氏は「実際にはそうなんです」と語り、続けて「どちらが本当かを判断するための特定の領域は人間の脳にはない」と説明しました。
これにより、私たちの脳は物事を「正しい」か「間違っている」といった基準ではなく、もっと感覚的な基準で判断しているということが明らかに。
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実際の判断基準は「自分にとっての利害」と「美しいか美しくないか」に基づいているというのです。
例えば、子どもたちに「きれいなお姉さんが言っていることと、そうでないお姉さんが言っていること、どちらが正しい?」と聞くと、無意識のうちに「美しいお姉さん」の言うことを信じてしまうことがよくあります。
脳科学的な視点が示す現実の複雑さ
中野氏の解説によれば、人間の脳は情報の真偽を必ずしも論理的に判断するわけではないため、実際の現実と認識にズレが生じることがあるとのこと。
この「羅生門」のような現象が、現代社会での情報戦の複雑さや、人々の政治的判断にも影響を与えていることを示唆しています。
斎藤知事の圧勝も、彼が生み出した共感の構造と、メディアを巧みに操った結果であり、脳科学的に見ても非常に興味深い現象だと言えそうです。
ここで、よく聞き、よく使う言葉なのに簡単に使い過ぎてないかな? そんな気持ちでもう一度確認しておかないとと思いました。
真偽とは・・・・・真と偽り。本当と嘘。真実と虚偽。
まるで『忠臣蔵』のような構造とは・・・諸説存在、本当はどれ?
浅野家と吉良家の関係! 将軍はどう采配した?
人は、その時の目的により生き方が変わると思います、そこに善悪や良識の識別は
無視されるのでは? と私は考えました。